今回はインドネシアのバリ島にあるシカダリゾート・バリ・ウブド、オートグラフ コレクション(Cicada Resort Bali Ubud, Autograph Collection)に宿泊しました。田園風景が広がるウブドエリアの市街より北の方に位置する、2024年8月にオープンしたばかりの新しいホテルを宿泊レビューします。


ウブドの大自然を常に見ながら、小鳥の鳴き声くらいしか聞こえてこない静かな立地で、日ごろの疲れを癒すには最高の環境でした。
スタッフの方々の対応も非常に温かくフレンドリーで、片言ですが日本語を話せるスタッフもいらっしゃいました。
ただし、客室のトイレやバスルームが開放的すぎるので、一緒に宿泊する相手は選ぶかと思います。
客室
今回宿泊した客室は「Cicada Valley Suite, 1 Bedroom Suite, 1
King, Forest view, High floor, Balcony」でした。アップグレードはありませんでしたが、一番高層階で眺めのいい客室にしました!と言われました。

客室案内のスタッフさんは、客室内の細かな設備一つひとつに対して説明をしてくださりました。
客室は広々とした間取りで、窮屈さは一切感じません。仕切りが最低限であるのが特徴でした。
Suiteとなっていますが、ベッドルームとリビングルームの仕切りはない間取り。(他のホテルもそうでしたが、バリのリゾートホテルは客室内の壁が最小限になっているのが一般的なのでしょうか)

ホテルは崖に沿って建てられており、フロントがある階が最上階となっており、本館の客室はその下3階分、さらに階段を下る形でvillaタイプの客室が点在しているといった作りです。
今回はhigh floorの客室とのことで、地下1階の客室でした。(客室の中では最上階)
ベッドは広々としており、枕は高さ違いで2種類ずつとクッションが置かれていました。
マットレスの硬さは普通。

ベットサイドに読書灯とサイドテーブルがありますが、コンセントは無し。

ベットのヘッドボードの部分がデスクになっているため、デスクの奥行きは狭めで、横幅が広い作り。
デスク左側にコンセントが2口(c型とマルチタイプ、USB typeA)がありました。

無料Wi-Fiはワンクリックで接続。パスワード無し。速度は170Mbpsと十分な速度で、インターネットでの調べ物や動画視聴程度の利用も問題なくできました。

ミニバーはエスプレッソとお茶が無料で、冷蔵庫内のドリンクとチップスは有料となっていました。
お茶が6種類用意されており、瓶の中に入っている茶葉を茶漉し付きのカップに入れて淹れるという独特な運用。お砂糖も3種類。
水のボトルも4本置かれていましたが、1瓶が330mlなのですぐ足りなくなりましたが、何度でも追加は依頼可能でした。この水がほんのりレモン風味が付いている水なので、好みは少し分かれる気がします。(お茶にしてしまえば気にならない程度)

クローゼットは2カ所あり、片方にはホテル内で使用できる籠バッグと帽子、金庫。もう一方には、ハンガー、バスローブ、スリッパ、ランドリーバッグがありました。
このスリッパが植物を編んで作られたようなデザインで、使い捨てにするにはもったいないと思うくらい、さらっとしていて履き心地が良いスリッパでした。

トイレの扉は真ん中位置(ふくらはぎ~胸元くらい)にスモークが入って入るものの、リビングのソファに座っていると用を足しているシルエットが丸見え。
ウォシュレット付き。
トイレットペーパーホルダーの設置位置が便座に座った状態だと、後ろすぎて届かない位置にあり少し不便。

バスルームに至っては、スモークが入ってないただのガラスなので、ベッドまたはデスクの所にいると、シャワーを浴びている光景が丸見え。
通常、バスルームとベッドルーム間がガラス張りの場合、ロールスクリーン等で目隠しが出来るのが普通かと思いますが、それが全くない作りなのはいかがなものかと。
バスルーム内にはシャンプー、コンディショナー、ボディソープがホテルロゴの付いたボトルに入っていました。なので、メーカー名は分からず。
バリ島の水道水は硬水のため、洗い上がりはさっぱりせず、指通りも悪かったです。
バスタブの横には、バスソルト、オイル、ボディスポンジがありました。
バスタブ横が窓になっていて、ジャングルを眺めながら湯に浸かることができます。ただ、夜間は真っ暗になって何も見えないので、日中にに浸かることをお勧めします。

洗面台の左右にはコンセントあり
左側はC型でしたが、右側は変換プラグ不要のマルチタイプのコンセントでした。
洗面ボウルが2つ付いているので、朝の準備もそれぞれ使えて快適にできました。
アメニティは石けん、ボディローション、歯ブラシ、シェーバー、シャワーキャップ、バニティキット、ソーイングキットがありました。
エコの為か、アメニティの箱の中は個包装されていないため、歯ブラシ等衛生面を気にされる方は持参した方が良いかと。


バルコニーには、ベンチ、ローテーブル、椅子があり、外を眺めながらゆっくりと出来る仕様になっています。
水着程度を干すラックもありました。

景色はジャングルが広がっています。
セミと鳥と鶏の鳴き声が常にしています。自然の中にいるって実感します。
街明かりなどは見える方角にないので、夜には真っ暗闇になります。しかし、星は1等星などの明るいものしか見えませんでした。(日本とそんなに変わらない印象)

ヴィラタイプの客室は階段を降りていった先にあるので、足腰に自信がない方は食事や外出が非常に面倒かと。舗装も歪な岩を並べた意匠なので、スニーカー等じゃ無いと、足首を痛めそうでした。
階段の上り下りをなるべくしたく無い方は、本館の方の客室を予約した方が良いかと。(本館内はエレベーターがあります)
フロント
ホテル駐車場にて車を降りると、すぐにスタッフが駆け寄ってきてくださり、スーツケースを預かってもらえました。(後ほど客室に案内された後に届けられます)
ロビー入り口にてバリの伝統的(?)な儀式により、水を頭頂部に振りかけ、水を浸したお米を眉間に付け、ホテルロゴのチャームがついたお守りのブレスレットを付けてもらってから着席。
先にパスポートを預け、バタフライピーのウェルカムドリンクとバナナチップスをいただきながら、チェックインの手続きを待ちます。

宿泊特典は3つの選択肢があり、チタン会員だと、1000マリオットポイント以外は全てコンプリメンタリーとの事で、自動的にポイントになりました。(選択の余地が無かったので、他2つは覚えてません。すみません。)
チェックアウトの際には、なぜかスタッフと一緒に記念写真を撮影し(スタッフのケータイで撮影するので何に使うのか不明)、エントランスまで複数名でお見送りしてくださいました。
前後の予約さえ空いていれば、アーリーチェックインやレイトチェックアウトは可能でした。
チェックイン:15:00~
チェックアウト:~12:00

レストラン TANGELO RESTAURANT
【朝食】7:00~10:30
朝食開始時刻は7時~と少し遅めな印象。
テーブルに着くとジュースかコーヒー、紅茶の希望を聞かれます。
料理はアラカルトで、メニューから選んで注文。(ブッフェカウンターはありません)
カットフルーツの盛り合わせのみ、人数分提供されます。
ミーゴレンが美味しかったので、ぜひ食べてみてください。

【夕食】16:00~23:00
夕食時に虫刺されてしまったので、虫除け対策は必須です。オープンエアーの造りなので避けようがありません。
夕食の時間帯に生演奏や伝統舞踊などの曜日ごとの催し物があります。
18:00-19:00 イブニングカクテル
カクテル3種、モクテル3種の中から1人1杯ずついただけます
ディナーメニューはインドネシア料理のコースまたは、洋食から2品または3品を選択するどちらかでした。
洋食の味のレベルは普通。(結婚式の披露宴でいただく洋食といった感じ)
インドネシア料理はさすが地元料理といった感じで美味しかったです。インドネシア料理のコースは一品目から、最期のデザートまで2時間越えの提供時間でした。一皿一皿の量は少ないのですが、ゆっくりの提供なのでだいぶお腹いっぱいになります。
注文した品以外にも、最初にフィンガーフード2種と最後にスイーツが提供されました。(スペシャルと言われたので、チタン会員特典かと)
オープンエアーのレストランはテーブルランプはあるものの、メニューにもクリップタイプの読書灯を付けるほど暗いので、料理の色はよく分かりません。
予約がなくてもテーブルは空いていますが、生演奏や民族舞踊などのパフォーマンスを近くで見たい場合は予約して良い席を押さえておくと良いかと思います。
営業時間
7:00~11:00
16:00~23:00


インルームダイニング
インルームダイニングのメニューは、客室のTVを操作した先で確認が出来ました。
インドネシア料理が中心で、前菜120,000ルピア~、サンドイッチ155,000ルピア~、パスタ、ピザ140,000ルピア~、デザート90,000ルピア~で、税金とサービス料が21%加算されます。
バー Verdant Pool Lounge and Bar
プールサイドにあるバーで、軽食やアルコールが楽しめます。
ラウンジ内だけでなく、プールサイドの席にも持ってきてくれます。
プール上がりにマンゴースムージーを注文しましたが、甘くて美味しかったです。
プロモーションとしては12:00-15:00にbuy 1 get1 freeをやっており、カクテルとモクテルが対象でした。
また、16:00-17:00にはアフタヌーンティーがあり、コンプリメンタリーの中の一つとして楽しむことが出来ました。1時間だけというタイトな時間設定なので、ご注意を。
茶葉は6種の中から選べました。(香りを嗅いで選べます)
一口サイズのお菓子等が3種乗ったプレートが来ました。
お茶は急須のお湯が減ってくると「足しますか?」と声かけしてくださいます。(なぜか急須の蓋は無い状態で提供される)
シーシャも楽しめるようでした。
営業時間
11:00~23:00

プール
ジャングルの森とのインフィニティプール(水深1.3m)と温かいジャグジー(水深1m)があるので、プールで寒くなったらジャグジーであったまる事ができます。(3月に宿泊しましたが、水温はギリギリ泳げるくらいの温度で正直寒かったです)
プールの周囲にはデイベッドとパラソルがあるので、プールを眺めながらくつろぐこともできます。
タオルはプール用のビーチタオルが用意されていました。
西向きのプールなので、午前中は建物の陰になっていますが、夕方は夕陽が眩しいです。
ここのプールは塩素臭く無いのも良いポイントでした。
ジャグジーで暖まりながら、森をのんびりと眺めるのも気持ち良かったです。

ジム
申し訳程度のジムでした。
トレッドミルは1台のみ。
プールやスパ、バーを利用する人たちが行き交う通路上の位置なので、なんとなく居心地が悪い立地です。
営業時間
24時間

アクティビティ
曜日ごとにさまざまなアクティビティが企画されており、無料のものから有料のものまでありました。ラインナップについては客室のTV内のホテル情報のところ、またはフロント前に掲示してあります。
参加する際には前日までにフロントにて予約が必要です。

ウブド中心地へのシャトルサービス
ウブド中心部までの1日4往復のシャトルバスサービスがあったので利用してみました。
時刻は往路10時、12時、14時、16時、復路11時、13時、15時、17時となっています。
私は行き10:00発、帰り13:00発の便を予約。
混雑状況にもよりますが片道30分程度で着きます。一通り街歩きする程度であれば、十分な観光時間でした。
Pura Delam Puri Peliatanという、ウブドの栄えているエリアの東端あたりにあるお寺の駐車場が乗り降りのポイントになります。
ホテル名が書かれた車での送迎になるので、帰るときもわかりやすいです。
散歩(Morning Walk Sebastian Rice Paddies)
8:00〜10:00(9:30くらいには終わりました)
ロビーに集合したのち、車で600mほど北上したところで車を降りて、ガイドさんについて横の小道に入って行きます。
道は舗装されていますが、一部舗装が割れて土の部分もあり、坂道の箇所もあるのでサンダルよりかはスニーカーの方が歩きやすいと思います。
要所要所でガイドさんからの説明があり、写真を撮ってくださったりします。
水田に関する話だけでなく、傍に自生しているバナナ、ジャックフルーツ、ココナッツ等の説明もあり、気持ちのいい朝の散歩ができました
途中で、小さなペットボトル水を貰えます。
幼稚園児くらいのお子さんは歩くの飽きてましたが、小学校低学年くらいのお子さんはしっかり最後まで歩き切りました。
観光地化された商業的な棚田ではなく、地元の方々が手入れしてるより自然な棚田を見てみたい方はこのアクティビティに参加してみることをお勧めします。

チタン会員特典
× ルームアップグレード アップグレードとはなりませんでしたが、同グレードの中で一番景色のいい部屋にしたと言われました。
○ ウェルカムギフト フルーツの盛り合わせと焼き菓子が客室に置いてありました。初日にウェルカムフルーツを食べつくしたところ、翌日の清掃時に補充されていました。(一度きりじゃない模様)

○ アーリーチェックイン、レイトチェックアウト どちらもできました。レイトチェックアウトは、次の宿泊者の関係上13時までが可能でした。(前日の夜にレイトチェックアウトを申し出ました)
ー クラブラウンジは設置されていないホテルです。
○ 宿泊特典は、1000マリオットポイントを含む計3つからの選択でした。
チタン会員だと選択しなかった2つは既に付いているとのことで、1000ポイントを強制選択という形でした。(選ぶ余地が無かったので特典選択のカードも直ぐに下げられてしまい、他に何が選べたのか、ちゃんと確認できませんでした。)
○ 朝食無料も付きました。
○ ターンダウンサービス 17:00~18:30頃に清掃スタッフさんが訪問してきます。タオル交換とベットシーツの整え、カーテン閉め程度の内容なので、もし交換、補充してほしいものがあれば依頼して、無ければパスしていいかと思います。
また、各部屋をターンダウンに回る夕方17時ごろに「Do Not Disturb」の表示を出していると、スキップされてしまうようでした。(ホテル内レストランで夕食を取っている間(18時半~21時頃)は「Do Not Disturb」表示を外していましたが、清掃には入らなかった模様でした)

観光の拠点として
ホテル周辺はローカルな集落なので、散歩で行ける範囲にはいわゆる観光地的なものはありません。
観光よりも、ホテル滞在をメインに考える方に合うホテルかと思います。

ウブド王宮や市場があり栄えているウブド市内へは、ホテルから出ている無料シャトルバス利用で約30分。(詳細は上記アクティビティの項目参照)
近隣の有名観光地としては、棚田を背景にブランコに乗る映え写真が撮れるテガララン ライステラスへは車で約8分。
アクセス
住所:Jl. Raya Bilukan, Sebatu, Kec. Tegallalang, Kabupaten Gianyar, Bali 80561 インドネシア
ングラ・ライ国際空港(デンパサール)からはタクシーやGrabで約80分。Grabの表示では516,500Rp(約4800円)の価格でした。
まとめ
崖に沿って建てられたホテルなので、客室やホテル内の各施設からはウブドの森が目前に広がり、滞在中は常に自然に囲まれている印象のホテルでした。
スタッフの方々はフレンドリーで、敷地内で顔を合わせると、よく向こうから話しかけてくださいます。
特に清掃スタッフの方は私たちの名前まで覚えていて、チェックアウト日の朝に顔を合わせた際にも、追加の水やタオルが欲しかったら連絡してねと申し出てくださりました。
ウブドは光害が少なそうなので、細かい星までよく見えるかな?と期待していましたが、オリオン座等の明るい星くらいしか見えず、日本と変わらない星の見え方でした。
実は私個人的に残念だった点がいくつか目につきましたので、紹介させていただきます。
・ バスルームやトイレの壁、扉がガラス張りで、プライバシーが無い。(家族でもさすがに恥ずかしい)
・ ベットシーツやバスタオルがほつれていたり、汚れ(シミ)が残っている箇所がある。
・ バスローブは使い古されて色がくすんでいる。(後の清掃後に交換されたものは白くて新しめなものでした)
・ 真夜中にエアコンからの異音(カタカタカタ・・・)が鳴り響き、目が覚めてしまった。
・ 冷蔵庫の中がドリアン臭い。(禁止されているはずのドリアンを持ち込んだ過去の宿泊者が居るのでしょうが、消臭対応が徹底されていない)
同じウブドエリアのホテルならHiliwatuの方が、高級感もあり私好みでした。
今回の宿泊は動画にしてYouTubeにも掲載していますので、参考にしていただけたらと思います。【近日公開予定】
