【2023年5月オープン】バードパラダイス【シンガポール】

観光

2023年5月オープンの新施設バードパラダイスに行ってきました。

シンガポールのマンダイ・ワイルドライフ・リザーブ(シンガポール動物園やナイトサファリで有名)にオープンした新施設バードパラダイスは世界の様々な生態系を再現したエリアに3500羽以上の鳥たちが飼育されています。

エリアごとに大きなネットに囲われており、人間がその中に入っていくスタイルですので、運が良ければ触れられそうなくらいの至近距離で観察することが出来ます。

日本では見たことも無い鮮やかな鳥たちに溢れており、規模感に感動し、カメラのシャッターが止まらないほどでした。

私の独断で決める見どころ

圧倒的な飼育数

400種類3500羽以上が園内には飼育されており、実際には見たことがない鳥ばかりで非常に楽しかったです。同じエリア内に飼育されていても、同種類の鳥が何十羽と群れで行動していたりして、一斉に飛び立って止まり木を移動する瞬間など大迫力でした。

私自身、鳥には全然詳しくありませんが、日本では見られないような珍しい鳥が多く飼育されており、同じ種類の鳥でも個性が見えたりと楽しく観察できました。

実質ゼロ距離で観察できる臨場感

私たち人間の方が鳥たちの飼育柵の中に入って見学していくという方式ですので、人間を怖がらない比較的大きめの鳥たちは触れられるほど近づいての観察が可能です。(突かれてしまう可能性があるので触るのは禁止です)

至近距離を飛び交ったり、翼の風切り音が聞こえたり、至近距離での鳴き声がけたたましかったりと、ガラス壁や金網で遮られていないだけで、臨場感は今まで体感したことがないほどです。

鳥たちも広い空間で飼育されているおかげか、他の動物園やペットショップで見るよりも生き生きとしているように見えました。

ウィング・サンクチュアリというエリアのみ、金網越しの観察でした。(檻毎に企業スポンサーが付いているエリアでした)

日本の凸版印刷株式会社の提供の鳥さんもいました。(シンガポールにも営業拠点があるのでしょうか)

朝一番の入場がおススメ

朝10時~11時頃は園内にたくさんある餌場に順番に餌が補給されていき、遊歩道近くの餌場に鳥たちが集まって来るので落ち着いて観察が出来るのでおすすめです。

一心不乱に餌にがっつく鳥、一口食べては一旦餌場を離れる鳥、人間が近づくと食べるのを止めて逃げる鳥、遠目に他の鳥が食べているのを見ている鳥など、鳥によって個性が見られるのも面白い時間です。

午後になるとお腹いっぱいだしもういいわーって表情で木々の葉っぱに隠れて休んでいる鳥が多くなる印象ですので、活発的な午前中がおススメです。

美味しい&景色が良い園内レストランCRIMSON

園内の一番奥にある「クリムゾン湿地帯」にあるCRIMSONというレストランを利用しましたが、中央にそびえる滝と大量のフラミンゴとショウジョウトキ、赤、緑、青色のコンゴウインコと園内一番の目玉ともいえるエリアを2階席から一望しながらの食事が出来ます。

窓際の眺めの良い席から優先して案内してくださいます。

Webサイトの写真だとテラス席のように見えますが実際はすべて屋内席です。壁一面がガラス張りとなっており、多くの色鮮やかな鳥たちを見ながらの食事が出来ます。

今回、海老のアーリオオーリオと若鳥のローストを注文しましたが、どちらも非常に美味しく、観光地のレストランだからと舐めていましたがいい意味で驚かされました。

ただ、鳥たちを見ながらシルエットが分かる若鳥の半身を頂くのは、ちょっと胸が痛みサイコパスな気持ちになってしまうため、気にする方はシーフードのメニューを選択することをお勧めします。若鳥の皮はパリパリ、身はほぐれやすくふわふわで非常に美味しかったです。(ただ、私の気持ちが追い付かなかっただけです)

・見たことがない土地たちが多く飼育されており、想像以上に楽しめた。

・エリア毎の切り替わりの展示スペースで、ちょこちょこ休憩を取りながら見て回ることが出来た。

・園内レストランの料理が普通に美味しかった。

・屋外の展示スペースがほとんどのため、長雨が降った場合に見て回れるのが一部エリアを除いて困難になった。

・鳥たちの展示なので動物園に比べて糞尿の匂いは抑えられているが、フラミンゴエリアのみだいぶ強烈な匂いがしており、長く滞在する気になれなかった。(動物なのでしょうがない)

基本情報

開園時間: 9:00~18:00(最終入場17:00)

お休み: 年中無休

入場料金: 大人49SGD、子供(3~12歳)34SGD

パーク入り口横の自動券売機で購入できます。(現金不可でビザ、マスター、アメックス、グーグルペイ、アップルペイ等が利用可能です)

また、公式サイトや旅行代理店経由でも購入できます。

2025年3月31日まで公式サイトでのチケット購入の際に、JCBカード支払い&プロモーションコード入力で大人の入場料金が半額になるキャンペーンをやっていますので、もしJCBカードをお持ちでしたらお得にチケットが購入できるようです。

所要時間

私は9時半頃に入園し14時過ぎに退園したので、約5時間ほど満喫しました。(途中園内レストランで45分程度の昼食を取っています)

滞在の後半に雨が降ってこなければ、もうプラス1時間ほどは滞在していたかと思います。

ガイドブックには約3時間半と書かれていたので、結構じっくりと見て回った方かもしれません。

雨の日でも楽しめるか

数時間降り続けるような長雨の日は難しいと思いますが、数十分程度の通り雨(スコール)程度であれば十分観光は可能です。

展示エリアの区切り毎にクーラーに効いたパネル展示等がある小屋を通過しますので、雨が降ってきたらとりあえずそこまで駆け込めば雨をしのぐことが出来ます。だいたいの小屋にはベンチなどが置いてありますので、座って雨が止むのを待つことも可能です。

また、雨の中の園内を散策すると、鳥の種類によって濡れない屋根のある場所に逃げる鳥、ガッツリ濡れながら耐え忍ぶ鳥など、さまざまな行動パターンがあって、それも珍しい見どころの一つかなとも思います。

ペンギンが居るペンギンコーブは建物内の展示スペースとなりますので、入園口から割と近い場所にありますが、あえて最後の方に取っておいて、雨が降った際に残しておくのも手かと思います。

お土産屋さん

主なお土産屋さんは、入園前の飲食店が並ぶゾーン、エントランス横、ペンギンコーブの3カ所にあり、エントランス横(退園時に強制的に通過する場所)が一番大きなお土産屋さんとなっています。

ペンギングッズに関しては、ペンギンコーブ内のお土産屋さんが一番充実しています。

入園前の飲食店ゾーンにあるお土産屋さんにはスヌーピーコラボの商品も取り扱われていました。

どこのお土産屋さんもオシャレなセンスの良いグッズが取り扱われており、欲しいものだらけでした。

ベビーカー連れ、小さな子供連れでも楽しめるか

本人の興味にも依ると思うので一概には言えませんが、保育園くらいのお子さんが鳥を見つけてはキャッキャッと走り回っていたり、小学生くらいのお子さんが親のスマホ(おそらく)で熱心に写真撮影している光景をよく見かけましたので、家族で来ても楽しめるかと思います。

エリアごとに鳥の侵入防止ののれん(のようなもの)と手動の結構重めの開き扉があるので、ベビーカーの方は大人二人いた方がスムーズに見て回れるかと思います。遊歩道はスロープやエレベーターがあるので、ベビーカー連れでも十分見て回れます。

パークの中外にはさまざまな遊具が設置されているエリアもあるので、そちらで遊ぶことも可能です。

パーク入り口にトライク(ベビーカーのような3輪車)とワゴン(子供2人を乗せれる台車みたいな形)のレンタルが出来ますので、途中で歩き疲れてしまっても現地でレンタルすることは可能です。(なかなかの金額ですが)

トライクは18SGDで耐荷重15kg。ワゴンは18SGDで耐荷重35kg。

コインロッカー

エントランス横(入場前)にコインロッカーがありました。

操作画面には最初に言語選択ができ、日本語が選択出来て安心です。

現金も使用できますが、高額紙幣(50,100ドル札)は使えず、お釣りも出ないようですので、キャッシュレス決済の方が良さそうです。VISA、マスター、グーグルペイ、アップルペイが使用できるようです。

大きいロッカーは3時間18SGD、小さいロッカーは3時間12SGDでした。以降1時間ごとに4SGD追加。

シャトルバス

公共交通機関で向かう場合は最寄りのKhatib駅間を行き来するシャトルバスが利用できます。(有料)

Khatib駅とバードパラダイス、シンガポール動物園、リバーワンダー、ナイトサファリ間を15~20分間隔で運行しています。(Khatib駅の乗降場はA出口を出て左手すぐのバス停です。)

バスは前の扉から乗車し、乗車時に運転手さんが差し出す機械にクレジットカード等でタッチ決済します。

支払いはVISA、マスター、アメックス、ezlink、アップルペイ、グーグルペイ、サムスンペイが利用可能です。

料金は大人と子供(7歳以上)は2.5SGDで、7歳未満は無料です。

駐車場、バス停から入園ゲートまでのエリア

駐車場やシャトルバス、路線バス、タクシー等の乗降場からバードパラダイスの入園ゲートまでの間も見どころがあります。

まずは人口の大きな滝がお出迎え。皆さん滝を背景に写真を撮られていますが、見どころはこの後もたくさんありますので、混雑しているようであれば全然スルーしていいと思います。園内に撮影スポットはたくさんあります。

その後エスカレーターを上っていくと、飲食店が左右に立ち並ぶエリアを進みます。スターバックスやハンバーガー屋さんのA&W、シンガポールフードのオールドチャンキー、コンビニのCheers等があります。

同じエリアにお子様用の遊具が設置されているエリアもありますので、バードパラダイス入園前に遊具が見つかって足止めされないようにご注意ください。

飲食店10軒、小売店2軒、遊具のエリア4ヵ所があります。

おすすめの持ち物

・水筒もしくはペットボトルの飲み物(必須度☆☆☆)

園内数カ所のカフェ・レストランはありますが、喉乾いた!って思った際にさっと飲めるように飲み物を取元に置いておくと便利です。

園内結構歩きますし、シンガポールは年中夏の気候ですので、喉が渇きます。園内には給水機も所々設置してありますので、水筒への補給も可能です。

ペットボトルの飲み物を購入したい場合は、入園直前の飲食店街にあるコンビニ(Cheers)で購入できます。

園内には飲食禁止のエリアもありますので、注意書き表示を確認しながら水分補給しましょう。

・帽子(必須度☆☆☆)

こちらも、園内はほとんどが屋外の展示スペースとなりますので日差し軽減のためにも帽子があった方が快適に過ごせます。

・雨具(傘または合羽)(必須度☆☆)

シンガポールはスコールと呼ばれる通り雨が降る日が多いです。11月~2月の雨季は特に天気予報を見ても毎日雨マークが付いていることの方が多いので、持っておくと安心です。

数十分程度の通り雨であれば、エリアの境界にあるクーラーの効いた展示スペースで雨宿りすることも可能ですが、しばらく降り止まないという時にレストランまで移動したり、エントランスまで戻るときには傘があった方が便利です。

お土産物売り場には鳥柄の傘や合羽が売っていたりしますので、いっそのこと現地調達するというのも思い出の一つとしていいかもしれません。

・望遠レンズの付いたカメラ(必須度☆)

園内の鳥たちは大きく囲われたエリア内を自由に飛び交っていますので、遊歩道から離れた枝などに留まっていると肉眼では見えるのに、携帯電話のカメラでは拡大してもボケボケの写真しか撮れないなんてことも多々あります。

望遠レンズの付いた一眼レフカメラなどをお持ちでしたら是非持参されますと、被写体だらけの空間に大興奮間違いなしです。バズーカの様な大きなレンズを携えた大人たちも多く見かけました。

望遠レンズ付きのガチカメラ持ちの同行者は、被写体だらけでイキイキと楽しそうに撮影していました。

もちろん、人慣れしている鳥たちは遊歩道の手すりに留まっており、ゆっくり静かに近づけば逃げなかったりしますので、携帯電話のカメラでも撮影できる機会はあります。

写真の保存容量の確保(必須度☆☆☆)

鳥たちとの間にガラス壁や金網などの柵が無いため、写真が綺麗に撮れます。

距離や角度、表情にこだわるとカメラロールの中身は鳥だらけになってしまうこと間違いなしです。

納得するまで撮影できるように、空き容量を十分に確保してから行くことをお勧めします。

公式アプリ「Mandai」(必須度☆)

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ公式アプリがあり、バードパラダイス、ナイトサファリ、シンガポール動物園、リバーワンダー全体の地図やイベント時間の確認が出来ます。

マップは園内にいると自分の位置が青色の○で表示されるので、現在地を確認するのに便利です。

実際には、最寄りのトイレの場所やレストランの場所を知りたいときに重宝しました。

事前にダウンロードしておいて損は無いかと思います。

まとめ

規模も大きく見たことがない様々な鳥たちが数多く飼育されており、想像以上に楽しめました。

客層としては大きな望遠レンズ付きカメラ持参の大人達と、小さなお子様連れの家族達が半々くらいでした。(平日の訪問です)

私自身と同行者の個人的な感想としては、シンガポール国内の他の観光施設のガーデンバイザベイのクラウドフォレストやフラワードームよりも楽しめたという印象です。

シンガポール観光で空いてる日があるんだけどどこかおススメある?と聞かれたら間違いなくお勧めできる観光スポットの一つかと思います。(さすがに最初はマーライオン等のベタな観光スポットに行ってほしいので、空いている日があれば)

ちなみにペンギンコーブ・レストランはペンギン水槽の水中部分を見ながらの食事が出来ますが、私の立ち寄った際にはほぼすべてのペンギンが陸の上に上がっており、水中にいるペンギンはほぼいなかったので、期待するほどの光景は見えない可能性も考慮した方が良いかと思います。

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