JWマリオット・ホテル・シンガポール・サウスビーチ宿泊記【シンガポール】

Marriott系ホテル

日本人観光客に人気のホテルJWマリオット・ホテル・シンガポール・サウスビーチ(JW Marriott Hotel Singapore South Beach)に宿泊しました。インフィニティプールが2カ所ありエグゼクティブラウンジも充実しており、充実したホテルステイができること間違いなしです。主要観光地の中心に位置しており、どこに行くにしても交通の便が良い立地になります。

流線型のおしゃれで特徴的な外観のビルは、遠くからも分かりやすく目立ちます。

RYO
RYO

エグゼクティブラウンジでは朝食、イブニングカクテルの他にアフタヌーンティーもあり、TWGの茶葉も数多く用意されており、今まで泊まったホテルの中で一番ラウンジが充実していました。

客室

昨年も宿泊しているのですが、前回と同じ「キング1台、ゲストルーム、高層階−12階以上」ですが、前回は北向きビュー、今回は南向きビューでした。階層が少し足りず、マリーナベイサンズは見えませんが、マリーナベイビューの方角です。

このホテルは12階以上は高層階扱いですので、今回も高層階(12階)を割り当ててくださいました。

客室正面には血債の塔(太平洋戦争の慰霊碑)があり、その奥にはナショナルギャラリー、金融街の摩天楼ビューとなる非常に景色の良いお部屋でした。

写真の左下に見える道はF1のシンガポールGPのコースにもなる道で、GP開催期間中は客室の窓からも観戦が可能な立地です。また、マリーナベイサンズは手前のパークロイヤルコレクションに阻まれて上部のちょこっとしか見えませんが、マリーナ湾で花火が上がる建国記念日(8/9)やそのリハーサル期間の土曜日、正月カウントダウン(12/31)には客室からの花火鑑賞が出来ます。

もし違う向きの客室だった場合は18階のプールフロアからだったら同じ方角なので見えるはずです。

客室はとにかく鏡張りが多いです。ありとあらゆる扉が鏡張りになっています。デスク、チェア、ロッキングチェア、バッゲージラック、TVがあり、デスク周りのコンセントはTVの下に3口あります。

キングサイズのベットのマットレスは硬すぎず柔らかすぎずちょうど良かったです。枕元にはマルチタイプのコンセントが1口とUSBが2口あり、変換プラグなしで充電できるのはありがたいですね。

置時計には非接触式の充電ポートがついていました。

クローゼットは3区画に分かれており左が洋服掛け、真ん中がミニバー、右がミニバーとセキュリティボックスがある引き出しとなっていました。

洋服掛けエリアには、ハンガー、バスローブ、アイロン、アイロン台、ランドリーバッグ、スリッパ、靴ベラ、洋服ブラシ、靴磨きクロスがありました。

無料で靴磨きサービスを依頼できるようで、案内の紙が入っていました。

コーヒーはネスプレッソが3種×2個ずつ。紅茶はシンガポールの高級紅茶ブランドのTWGのものが4種(紅茶、ジャスミンティー、ミントティー、烏龍茶)用意されていました。

冷蔵庫の中は有料のドリンク類が入っており、持ち込んだ飲み物を冷やせる空間も一部あります。

驚くべきことに、TV操作で照明のON OFF、カーテンの開閉、エアコンの操作、清掃依頼、ディスターブ表示の操作が出来ました。

玄関から入って右手に、バスルーム。バスルーム内に洗面台、トイレ、シャワーブース、浴槽があります。

洗面台にはシンクが1つ。アメニティは歯ブラシ、シャワーキャップ、サニタリーバッグ、シェービングキット、バニティキット、くし、爪やすり、マウスウォッシュ、フェイシャルソープがあり、ボディローションはボトル式でした。ドライヤーは引き出しの中にありました。

トイレはTOTOのウォシュレット付き!海外ではなかなか珍しいですね。

シャワーブースはレインシャワーとハンドシャワーがあり、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはボトルタイプの壁掛け式。ハンドシャワーはおしゃれなデザイン上、水圧が優しめですが、普通の使用には全然問題ないです。

JWマリオットは最安グレードの部屋以外はバスタブがあり、お風呂に浸かれるのが嬉しいところ。観光で歩き疲れた足を癒すのに、バスタブがあると回復が違いますからね。バスソルトを入れてゆっくり浸かることが出来ました。

お湯の温度や排水はまったく問題ありませんでした。(Google Mapの口コミにシャワー排水が問題ありと書かれていますが、全く気になりませんでした)

バスタオルなどのタオル類から、ナッツを炒ったような香ばしい匂いがするのが少し気になりました。

バスタブのところには、バスソルトと石鹸が置いてありました。

バスローブが1年前と変わっていました。以前は裏起毛のふかふか厚手のバスローブでしたが、今回は薄手のワッフル生地のものに変わっていました。

また、バスローブのサイズがSサイズとLサイズ、スリッパのサイズも大小と用意されておりました。ご利用の際はご注意ください。

フロント

2015年開業でまだ10年程度しか経っていないため、まだまだ内装などは新しい印象です。正面玄関から入ると縦長のフロントロビーがあり、チェックインカウンターは一番奥になります。

チェックイン待ちの列は列整理のポールが立てられており、スタッフさんの案内に従ってカウンターでチェックインします。

チェックイン時にはパスポート等の提示と、デポジットのためのクレジットカードを提示します。他のホテルとの違いとして、ルームキーは何枚必要かを聞かれました。

ギフトとして飲み物(炭酸水、ペプシ、タイガービール)、スナック(フルーツ盛り、ご当地ケーキ、グルテンフリーマドレーヌ)、1,000ボーナスポイントがあり、この中から一つ選択しました。

12:00~のアーリーチェックインをリクエストしていたため、チェックイン後すぐに入室が可能でした。

約1年ぶりのリピート宿泊ですが、再訪を認識しているふうな応対ではありませんでした。(客室のTV表示内および、ウェルカムスイーツに付いていたメッセージも変化なしでした。)

一般のチェックイン開始時間の15時すぎにはデトックスウォーターとスナックがロビーに置かれていました。

チェックイン:15:00~
チェックアウト:~12:00

インルームダイニング

インルームダイニングは客室のデスク上にあるQRコードから注文が出来ます。注文から45分後の到着目安となっていました。

時間帯(朝食、日中、深夜)によって注文できるメニューが変わります。

フードを一部抜粋しますと、チーズバーガー36ドル、サラミピッツァ28ドル、ボロネーゼパスタ30ドル、チキンライス28ドル、ラクサ32ドル、ナシゴレン30ドルです。その他にも、スナック、サラダ、スープ、ステーキ、キッズメニュー、デザートがあります。

ドリンクも一部抜粋しますと、タイガービール16ドル、ペプシ10ドル、コーヒー10ドル、スムージー15ドル、オレンジジュース12ドルでした。その他アルコールはワイン、ウィスキー、ジン、テキーラ、シャンパン等種類豊富な印象です。

営業時間
 朝食 6:00~11:00
 日中 11:00~23:00
 深夜 23:00~6:00 

スパ

心身のリフレッシュのためのスパも入っており、マッサージ、ボディ、フェイシャル等のメニューが利用できます。マッサージ30分90ドル~、フェイシャル30分100ドル~、ボディトリートメント60分180ドル。

また、男女別のサウナ、スチームルーム、ジャグジープールもあるようです。

要予約ですが、Webから予約が可能です。

営業時間
 10:00~20:00

プール

屋外プールが2カ所あります。宿泊棟の18階にあるFLOW18というプールと、スパのある別館の6階にあるEBB6というプールの2ヵ所です。

それぞれご紹介します。

FLOW18

18階にある眺めの非常に良いプール。温水ではないので、冷たい水でも大丈夫な方のみ入ることをお勧めします。水温が冷ためとはいえ、常に何名かは泳いでいる印象。

昼も夜も非常に良い景色が見えます。

特に夜景はシンガポールらしさを感じる絶景が見られますので、是非滞在中1度は見に行ってみてください。マリーナベイサンズの前で行われているショーのスペクトラはほぼ見えませんが、やっていることは分かります。

18階はプールだけでなく、テーブルやソファが数多く配置されていて、風を感じながら周囲のビル群を見てのんびりが出来ます。また、ビリヤード台やサッカーゲーム台が置いてあったりもします。

EBB6

6階のプールには、入り口カウンターにスタッフが常駐しており、バスタオルとペットボトルの水を受け取れます。南東方面(F1コースの第7コーナーが目の前)が見えるので、金融街のビル群とホテル前の大通りを行き交う車を眺めることができます。

浅い部分には足元だけ水に浸かるようにビーチベットがプール内に配置されています。

ベンチやテーブルも多く配置されているので、日向ぼっこをしながらのんびりするのにも向いているエリアです。日焼けしますので、焼けたくない方はご注意ください。18階のプールよりもこちらの方が利用者が少ない印象です。

テーブルごとに植栽で囲われており、半個室感があるのもおこもり感があってリラックスできる良い環境です。

営業時間
 FLOW18 6:00~21:00(プールバーは11:00~21:00)
 EBB6 10:00~19:00

フィットネスセンター

ジムも無料で利用できます。ガラス張りで景色の良いジムですが、夜間は窓の反射で夜景はほぼ見えませんので、高層ビル群を観ながらトレーニングをしたい方は日中の利用をおすすめします。

昼と夜の2回行きましたがどちらも利用者は少なく空いていて、気持ちよく利用できました。

タオルとウォーターサーバー、青りんごが置いてありました。

営業時間
 6:00~23:00

クラブラウンジ Executive Lounge

クラブラウンジアクセス付きの部屋、もしくはマリオットボンヴォイ会員のプラチナ会員以上の方のみが利用できるクラブラウンジにも来てみました。

対象の宿泊ゲスト本人と一緒に宿泊しているゲスト1名のみが利用可能で、利用者を追加する場合は大人1名200ドル、7歳~12歳のお子様100ドル、6歳未満は無料で利用できます。12歳以下のお子様は19:00以降は利用できません。

入り口にて部屋番号と名前を伝えると入室できます。ラウンジの中央にはフードが並ぶエリアがあり、周囲にカウンターテーブル、テーブルやソファが数多く配置されています。仕切りや植栽などが所々にあり、ラウンジ全体は一望できないような造りです。

ドレスコードはスマートカジュアルですので、つなぎ、水着、スポーツウェア、タンクトップ、バスローブ、スリッパ、ビーチサンダル、ゴムサンダル、クロッグシューズはご遠慮ください。

ラウンジ内は時期柄かおしゃれなクリスマスソングが流されていました。

好きな席に着席すると、飲み物の希望を聞かれます。

14:30〜16:30 アフタヌーンティー

ブッフェ式でカウンターにスコーン、サンドイッチ、ケーキ、フルーツ、ニョニャ・クエが並びます。

ドリンクもTWGの茶葉が11種(イングリッシュブレックファスト、アールグレイ、ダージリン、ウーロン茶、カモミール、ジャスミン、煎茶、ムーンフルーツ、バニラバーボン(ルイボス)、ミント、エターナルサマー(ルイボス))もあり、他にもコーヒー(カプチーノ、カフェラテ、カフェモカ、アメリカーノ、チョコレート)、ジュース(アップル、オレンジ、パイナップル、クランベリー、グレープフルーツ)、ソフトドリンク(ペプシ、ペプシライト、7up、炭酸水)が頼めます。

シンガポール内のマリオット系ホテルに数多く宿泊してきましたが、TWGの種類がここまで豊富なラウンジを他に見たことがありません。お土産購入前の試飲がてら複数飲まれてみてはいかがでしょうか。

シンガポールのご当地スイーツのニョニャ・クエも置いてありました。虹色のカラフルなものは名古屋銘菓のういろうの様なお菓子で優しい甘さでもちもちとした触感。緑の丸い形状のものは、ココナッツの餡をういろうの様なもので包んだお菓子で、ココナッツの繊維がシャキシャキしてこちらも甘さ控えめで美味しかったです。せっかくの機会ですので、試してみてください。

17:30〜21:30 オードブル、カクテルタイム

アフタヌーンティーからほとんど間を置かず、オードブル、カクテルタイムが始まります。アフタヌーンティーの時からがらりとメニューは異なり、種類豊富なフードメニューがカウンターに並びます。

日本食も多く並んでいました。かつ丼、焼き鳥、餃子、寿司がありますので、海外の食事に慣れないお子様にも抵抗なく食べていただけるかと思います。シンガポールの方が作るので、トッピングが奇抜だとしても優しい目で見てください。(かつ丼にゆかりが振りかけてあったり、餃子に刻みのりがかかっていたりと)

6:30~10:30 朝食

朝食は時間が分散するからか、ラウンジ内も比較的空いていました。ヌードルバーにはシンガポール名物のラクサがあり、注文するとシェフがその場で調理してくださいます。

ペイストリー、サラダ、フルーツ、ローグルト、コールドカット、ハッシュドポテト、海老餃子、カレー等がありました。シェフのいるカウンターではオムレツやラクサを注文できます。

ラウンジ内はどの時間帯も、小さなお子様連れで利用されている方を何組か見かけました。

ラウンジ内には一部”QUIET ZONE”があり、多少の会話は特に注意されることはありませんが、小さなお子様連れには別のテーブルが案内されていました。静かに利用したい方には良いエリアかと思います。

営業時間
 6:30~23:30(チェックアウト日は13:00まで)
 朝食 6:30~10:30
 アフタヌーンティー 14:30~16:30
 オードブル 17:30~19:30
 イブニングカクテル 17:30~21:30

プラチナ会員特典

× ナイトリーアップグレードアワード 申請しましたが、アップグレードならずでした。

○ ルームアップグレード 「ゲストルーム キングベッド」から「キング1台、ゲストルーム、高層階−12階以上」のお部屋にアップグレードしていただけました。

○ ウェルカムギフト 日本語で書かれた手書きのメッセージカードと、パンダン味のシフォンケーキ、アプリコットジャムの乗ったクッキーをいただきました。

○ アーリーチェックイン、レイトチェックアウト 12時チェックイン、16時チェックアウトができました。

○ クラブラウンジは利用できました。朝食、イブニングカクテル、アフタヌーンティーがあり、充実しています。

○ 朝食無料も付きました。ただし、レストランではなくエグゼクティブラウンジでの朝食でした。

○ ターンダウンサービス 夜間外出していた際にターンダウンが行われていました。

観光の拠点として

まず最初に、ホテル名に「サウスビーチ」という名前が付いていますが、ビーチは近くにありません。街の中心部に位置しています。(おそらく周辺が埋め立て都市開発される前はビーチだったのでしょう)

MRT(地下鉄)のEsplanade駅直結で、City Hall駅も1ブロック隣にあるので徒歩圏内に3路線があり、MRTを用いた観光の拠点としても便利な立地です。(City Hall駅からEsplanade駅は地下道で繋がっているので雨の日も濡れずに移動が可能です。少々複雑ですので案内看板を確認しながら移動なさってください)

隣には大型ショッピングモールのサンテックシティ、ミレニアウォーク、ラッフルズシティがあり、目的に合わせたお買い物や、ホーカーでの食事には少し抵抗がある方はショッピングモール内のレストランやフードコートで比較的リーズナブルに食事をとることが出来ます。

徒歩10分程度で行ける観光名所としては、マーライオン公園(950m)、カクテルの「シンガポールスリング」発祥のロングバー(210m)、原宿のような若者向けのお店が集まるブギス(1km)、大きな観覧車のシンガポールフライヤー(1.3km)があります。

ホテルの目の前には、第二次世界大戦(特に日本軍による占領時)の犠牲者を追悼する「血債の塔」があることを添えておきます。

アクセス

住所: 30 Beach Road, Nicoll Hwy, Access Via シンガポール 189763

チャンギ空港からはタクシーやGrabで約20分。

MRT(地下鉄)はCC(黄色)線Esplanade駅直結。

空港からMRTで向かう場合は乗り換え1回して、EW(緑色)線City Hall駅から徒歩6分。

まとめ

今まで宿泊したシンガポール国内のマリオット系ホテルの中で、いちばん日本人宿泊者が多い印象でした。

MRTの駅から濡れずにホテル内に入れますし、徒歩圏内の有名観光地も多く利便性も良いホテルですので、シンガポール旅行の際には泊まってみてはいかがでしょうか。

また、F1シンガポールGP開催中はホテル価格が高騰しますが、コースの第7コーナーがホテルの目の前にあり、客室によっては窓からの観戦も可能です。F1期間中は宿泊料金が高騰しますので、マリオットポイント払いでの宿泊をおすすめします。

今回の宿泊は動画にしてYouTubeにも掲載していますので、参考にしていただけたらと思います。

タイトルとURLをコピーしました