日本三名泉の一つとして数えられる岐阜県の下呂温泉にあるしょうげつというお宿に宿泊してきました。
最上階の客室に宿泊しましたが、お宿は高台に位置しているため、眺望が抜群によく、下呂温泉の街並みを上から見下ろすことが出来ます。
客室も1フロアに3室ずつ、さらには12歳以下のお子様の宿泊ができないため、非常に落ち着いた滞在が可能でした。

日常から離れて、静かにゆったりとした時間を過ごすのに最適な宿でした。
チェックイン
チェックイン開始の14時ちょうどの到着で車で向かいましたが、駐車場にはスタッフさんの姿があり、すぐに荷物を受け取って案内してくださりました。
玄関の門をくぐると右手に下呂の温泉街を見下ろすことが出来、期待が高まります。
玄関にて靴を脱ぎ、畳の廊下を進み石庭を眺められるロビーフロアにてチェックイン。

おしぼり、お茶、和菓子を頂きながら、宿帳を記入します。

食事の時間を決めたら、館内の案内を聞きながら客室に向かいます。
途中、女性は色浴衣を選ぶことができました。
スタッフによる案内はエレベーター前まででした。

チェックイン:14:00~
チェックアウト:~11:00
客室
今回宿泊したのは最上階の3002号室です。入室した際には、既に荷物が運び込まれてありました。
非常に広々とした造りで、客室からの景色はずーっと見ていても飽きない下呂の温泉街のパノラマビューでした。滞在中は窓の前の障子は全開にして過ごしていました。(同じ高さの建物は無いので、覗かれる心配はありません)



客室は和室が大小2室とテレビとソファーが置かれた洋室が1室あり、夕食時に布団を敷いていただけますが、それは大きい方の和室に敷かれていました。


間取りは公式HPにて確認できます。
客室内無料Wi-Fiが利用できました。速度測定を失念してしまいましたが、体感では動画視聴やインターネットでの調べものをするのには全くストレスのない速度が出ていました。
洗面所、浴室、トイレも分かれて付いていました。浴室を利用中にも気兼ねなくトイレを利用しやすいのは嬉しい間取りです。
洗面所にはタオル各種、POLAのハンドソープ、メイク落とし、化粧水、乳液、スタイリングローションが用意されており、男女別にアメニティバッグもありました。


男性用の黒い巾着の中には、綿棒、髭剃り、歯ブラシ、くし。
女性用の白い巾着の中には、ブラシ、シャワーキャップ、歯ブラシ、ヘアゴム、メイク落とし洗顔料、コットン。

トイレはウォシュレット付きなのはもちろんのこと、使い捨ての便座カバーも用意されていました。

ドライヤーはパナソニック製のものが引き出しの中に。
浴槽はおそらく檜のバスタブで、POLAのシャンプー、コンディショナー、ボディーソープがボトルで用意されていました。

押し入れ内には、ハンガー、羽織り、浴衣帯、靴下、作務衣があり、金庫、洋服ブラシもありました。

ミニバーには、ドリップコーヒーと煎茶、ほうじ茶のティーバックが利用できました、有料にはなりますがジュース、お茶、アルコール類が冷蔵庫内に冷やされていました。冷凍庫の中にはモナカアイスもありました。



コンセントの延長コード、空気清浄機、加湿器も用意されていました。

売店
売店にはバイヤーのセンスが光る和雑貨や食器、菓子、工芸品が販売されていました。

ラウンジ
ロビーフロアにはティーラウンジが用意されており、セルフサービスでコーヒーマシンを利用できます。(モカキリマンジャロ、カフェインレスコーヒー、アールグレイ紅茶の3種が用意されています)椅子も多く用意されており、常に1,2組が利用している印象でした。テーブルのところどころには各種雑誌やキャンディが置かれていました。


温泉
大浴場は広くのびのびと利用できました。大浴場内はスマホの操作禁止の張り紙があったため、写真は撮影できていませんが、脱衣所、休憩所、浴室ともに余裕のある造りで、清掃も行き届いており気持ちよく利用できました。
露天風呂付の客室もある為か、大浴場の利用者は少なめな印象です。
ロッカーも鍵を掛けられる(鍵は腕輪になる方式)なので、安心です。
内湯からも、露天風呂からも客室からと同じような景色を見ることができました。内湯は大きなガラス張りになっており、下呂の温泉街や中心を流れる益田川と下呂温泉駅を出入りする電車を眺めながら入ることが出来ます。
泉質はアルカリ性単純温泉で、無色透明ななめらかなお湯はつやつやで肌触りが良く気持ち良い泉質でした。
バスタオル及びハンドタオルは脱衣室内に用意されているため、客室から持ち出す必要はありません。
湯上り処には3種類の冷たいお茶(麦茶、黒豆茶、ローズヒップティー)、マッサージチェアが用意されており、同行者を待つ際に利用しました。


食事「水琴亭」
食事の時間はチェックイン時に希望を聞かれます。予約した時間が書かれたメモを渡していただけるので、後で何時だったっけ?となった際にも安心です。
食事処の入り口のスタッフに名前を告げると、個室に案内していただけます。1部屋ずつの数寄屋造りになっており、中庭を通って向かうような面白い造りになっています。
隣の個室の話し声は多少は聞こえますが、内容が聞き取れるほどではなかったため、そこまで気にはなりませんでした。
お料理の内容は月替わりの趣向を凝らした会席料理で、飛騨牛のステーキも頂けました。ウニ、キャビア、アワビ、スッポン等、普段目にすることのない高級食材が要所要所に用いられていました。
食事の途中で女将さんからのご挨拶もありました。
特筆すべきはこちらの宿で食べられる「銀の朏(みかづき)」というブランド米が非常に美味しかったです。普段コシヒカリを食べていますが、それよりも大粒で粒立っていて、今まで食べたお米の中で一番おいしいと感じました。
このお米はフロント横の売店にて販売しているのを見かけていたので、お土産に買って帰ろうと思ったところ、翌朝には売り切れてしまっていました。(残念)
チェックアウト後に取扱店にも立ち寄ってみましたが、品切れだったので、もし、見かけた際にはその場で購入することをお勧めいたします。
残念だったところは食事の提供スピードが遅かったこと。特に前半組との食事開始の時間が30分しか違わないため、滞在が重なっているであろう時間帯の提供が遅かったのは気になりました。

アクセス
住所:岐阜県下呂市萩原町西上田2148-1
JR高山線、下呂駅下車徒歩15分、車で3分の距離です。
下呂駅には無料送迎もしていただけるようです。
まとめ
下呂温泉での宿泊は2軒目でしたが、以前宿泊した宿よりも眺望、温泉、食事ともに満足度が高い宿泊となりました。
大人だけのゆったりとした滞在をしたい方にはおススメの宿です。ただし、下呂の温泉街(お土産屋さん等が多く立ち並んでいるところ)とは少し離れているので、街歩きをする際には、車などで向かう方が楽かと思います。
布団の上げ下ろしに夕食時だけでなく朝食時にもスタッフさんが入室されますので、そこはご注意ください。
私の滞在時には、海外からの宿泊の方もいらっしゃいました。