2023年11月に新規開業したザ・シンガポール・エディションに宿泊してきました。ホテルの印象はどれも新しく洗練されており、建物やインテリア、植栽のすべてのデザインが細部まで行き届いており、どこを見ても絵になるという、最高のラグジュアリー体験ができました。今まで宿泊してきたホテルの中で一番のお気に入りホテルになりました。
フロント、ショップやスパの入り口などではアロマが香っており、ホテル内のどこに居ても心地よい上質な時間を過ごせました。
客室
今回宿泊した客室は「プレミア キング ガーデンビュー」です。部屋の壁一面が大きなガラス窓になっており、中庭を見下ろすことが出来ました。全体的に白色を基調とした内装やインテリアで構成されており、どこを見てもカッコイイという印象の客室です。
客室に入室すると自動でブラインド、カーテンが開き、退室すると自動的に閉まっていたようです。(どうやって感知していたのでしょうか)
ベットルームと洗面所をぐるぐる回れる回遊式の間取りですが、扉を閉めて仕切ることも可能です。
一人掛けソファはオットマン付きで、座り心地も良く、中庭を眺めながらのんびり読書でもしたくなるようなソファでした。
壁掛けの大型TVの横には2人掛けテーブルがあり、横の壁面にはマルチタイプのコンセントが2口、USBも2口あり、PC作業をするのに嬉しい配置でした。
TVでは館内情報を確認できます。(言語表示は切り替えることができ、日本語表示も可能です)日本のTV番組はNHKワールドプレミアムが視聴できました。
広々としたベットはマットレスの硬さも最初は少し柔らかめにも感じましたが、腰も痛くならず朝まで熟睡できました。枕元にはカーテンのスイッチ、照明のスイッチ、コンセント(マルチタイプが1口とUSBが1口」)があり、片方にはBluetoothスピーカー、もう片方には電話とメモ帳が置かれていました。ベッドスプレッドのキルトの陰影もおしゃれで、マネしたくなるようなコーディネートです。
洗面台はダブルシンクで、アメニティはケースの中にEDITIONオリジナルのパッケージに入っていました。シンク横には石鹸とボディローション、置き鏡、シンク下にタオル、アメニティ、体重計もありました。
バスルームには浴槽があり、シャワーもハンドシャワーとレインシャワーがあります。(見た目のデザイン重視だからか、シャワーの水圧は優しめでした)バスルームには扉がなく湿気が洗面台の鏡を曇らせていました。(曇り止め加工がされていないのか、自然に無くなるのを待つ必要があります)
トイレにはウォシュレット、ビデ付き。(メーカーは我らがTOTO)バスルームと同様に、すっきりとしてシンプルなデザインです。
クローゼット内には、ハンガー、ランドリーバッグ、バゲージラック、アイロン、ドライヤー、スリッパ、靴ベラ、バスローブ、セキュリティボックスがありました。
ミニバー、冷蔵庫内は有料のドリンク、スナックがあり、スナックの横にキャンドルもありました。採用されているティーバッグが初めて目にするメーカーだったので、調べてみたところ、JING TEA(ジンティー)は、2004年にイギリスで創設された英国高級紅茶ブランドだそうです。ウェルカムスイーツと共に紅茶をいただきましたが、香りが良く、紅茶独特の渋みも口に残らず、非常に美味しい紅茶でした。
ターンダウンサービスでは、利用したカップの交換やティーバッグ、水の補充、ベッドスプレッドの撤収、枕元への水、グラスの配備がされていました。
周囲の客室の音はほとんど聞こえてきませんでした。おそらく隣の部屋の清掃が入った時だけ、多少の物音がしたくらいです。中庭で結婚式を執り行っていましたが、その音も客室には聞こえてきませんでした。(神父さんマイク使ってお話しされていたのに!)
フロント
チェックインは、おしぼりとウェルカムドリンク(グレープフルーツ系のモクテル)を頂きながらの手続き。館内案内は一覧の書類は無く、すべて口頭での説明でした。(覚えきれなくても客室内のTVで館内案内を確認できます)
アーリーチェックインをしましたが、ドアマンやフロントスタッフの人数も十分配置されており、手続きに待たされるようなことはありませんでした。
チェックイン:15時
チェックアウト:12時
レストラン FYSH at EDITION
夕食と朝食の両方で利用しました。
夕食はアラカルトで注文。最初にドリンクとお通しのパンが出てきます。1皿の量は気持ち小さめなので、前菜、サラダ、メイン2皿を2人でシェアしてちょうどの量でした。どれも美味しく大満足のディナーでした。
ピークの時間帯で店内は7,8割ほどのテーブルが埋まっている印象でした。私は念のため、当日に予約しておきました。
朝食はSIGNATURE BREAKFAST(アラカルト2品とブッフェのセット)を選択しました。利用者は少なめで、机上のドリンクが少なくなるとおかわりの確認をしていただけ、スタッフの気配りが行き届いている印象でした。
美味しそうなペストリーやスイーツがたくさんありましたが、アラカルトで頼んだ品だけでもお腹が膨れてしまい、ブッフェは多くは食べられませんでした。
営業時間
朝食:6時30分~10時30分
昼食:正午12時~14時30分
夕食:18時~22時(月~木曜日)
18時~22時30分(金~日曜日)
インルームダイニング
客室内にインルームダイニングのメニューがありました。
フードメニューはメインの料理が1品24~60シンガポールドル、飲み物はビールが17シンガポールドル、ペプシが9シンガポールドルなどとなっていました。
営業時間
24時間
バー
ロビーバー LOBBY BAR
空港送迎を待つ間のコーヒーから、受賞歴のあるバーテンダーの作るカクテルまで、さまざまな時間帯で利用が出来ます。
営業時間
午前8時~深夜0時(ラストオーダー23時30分)(日~水曜日)
午前8時~深夜1時(ラストオーダー0時30分)(木~土曜日)
パンチルーム PUNCH ROOM
シンガポール・エディション内で最も上質な、落ち着いた雰囲気が漂う魅力的なバー。Punch Roomはエディションの象徴的なバーであり、カクテルのカテゴリーでもライフスタイルとしても最高級のパンチカクテルを楽しめるそうです。
営業時間
日・月曜日:休み
火~木曜日:18時~深夜0時
アフタヌーンティー
金・土曜日:13時~17時
ザ・ルーフ THE・ROOF
定番の東南アジア料理をサンベットや日陰のダイニングエリアで堪能できます。軽い食事やトロピカルテイストのカクテルを楽しめるそうです。
営業時間
日~水曜日:11時~20時(ラストオーダー19時30分)
木~土曜日:11時~21時30分(ラストオーダー21時)
プール
屋上にある屋外プールで非常に気持ちのいい環境です。
営業時間
7時~22時
スパ The Spa at The Singapore EDITION
「都会の中にある極上のオアシス。時代を超える哲学と革新的なテクニックを融合させた当スパでは、ラグジュアリーなプロダクトを用い、お客様一人ひとりに合わせた至福のトリートメントをご提供します。」とのことです。
トリートメントルーム7室、サウナ、スチームルーム、バイタリティプール、リラクゼーションラウンジがあり、トリートメント予約の45分前に来店すると、サウナ等が利用できるとなっていました。
一番リーズナブルなメニューは、ヘッドマッサージが15分/45シンガポールドルでした。
営業時間
10時~21時
ジム Gym
Technogymの器具が充実しており、他のホテルでは見たことがない珍しい器具も配備されていました。滞在中2回利用しましたが、利用者も自分以外に2名ほどいる程度で混むことは無く、のびのびとトレーニングできました。
タオル、飲料水、リンゴ、イヤホンが用意されており、ジム内にトイレ、貴重品ロッカーもありました。
難点を挙げるとすれば、トレッドミルで走っている時の正面が壁なのと天井が思ったより低めで、圧迫感がありました。窓も小さく、外の景色を見ながらトレーニングというよりは、自分の体とひたすら向き合うようなトレーニングになります。
営業時間
24時間
プラチナ会員特典
× ナイトリーアップグレードアワード 申請しましたが、アップグレードならずでした。
○ ルームアップグレード 「スーペリア キング」から「プレミア キング ガーデンビュー」のお部屋にアップグレードしていただけました。
○ ウェルカムギフト 15時頃に客室にスイーツのプレゼントがありました。
○ アーリーチェックイン、レイトチェックアウト 正午12時チェックイン、夕方16時チェックアウトができました。
× クラブラウンジはありません。
× 朝食無料も付きません。 有償で利用しました。
観光の拠点として
最寄りのMRTはTE線のOrchard Boulevard駅で、ホテルからは徒歩7分の位置にあります。TE線の沿線にはショッピングモールが集まっているOrchard駅、チャイナタウンも近く、有名チキンライスのお店が入っているマクスウェルフードセンターがあるMaxwell駅がありますので、MRTで移動する観光の拠点としてもお勧めできます。
Tanglin Mallというショッピングモールもホテルから徒歩7分のところにありますので、ちょっとしたお買い物や食事にも便利かと思います。(落ち着いた雰囲気のおしゃれなスーパーや雑貨屋が入っているため、おススメです)
ホテル周辺は各国の大使館や高級コンドミニアムが立ち並ぶエリアで、落ち着いていて治安も心配ありません。
アクセス
住所: 38 Cuscaden Rd, シンガポール 249731
空港からの移動はMRTだと乗り換えが2回必要になりますので、Grabやタクシーの利用をお勧めします。
まとめ
一歩敷地内に踏み込んだ瞬間から感じる上質な雰囲気が漂い、ホテル内のどこを見ても絵になる、写真を撮りたくなるような、細部にまでこだわられた植栽やインテリアは、非日常のホテルステイを彩ってくれました。
多くのマリオット系ホテルに宿泊してきましたが、ザ・シンガポール・エディションが一番のお気に入りのホテルとなりました。また、何かの記念日に宿泊したいと思っています。
今回残念ながら、ナイトリーアップグレードは否認されてしまったため、その再チャレンジもしたいと思っています。
今回の宿泊は動画にしてYouTubeにも掲載していますので、参考にしていただけたらと思います。