Sheraton Towers Singaporeはシンガポール一番の繁華街オーチャードにも近く、周囲はオフィスや高級コンドミニアムが立ち並ぶ治安のいい落ち着いたエリアにあるホテルです。
シェラトンタワーズシンガポールは、1985年に開業した5つ星ホテルで、2017年に改装されました。客室数は420室あり、ジム、プール、サウナ、クラブラウンジなど各種共用設備も充実しており、シンガポールを快適に滞在したい方におすすめです。
ビジネスホテルだと物足りないという方が、リーズナブルに5つ星の滞在ができるホテルです。
今回、約1年ぶりに再訪し、前回とは別タイプの客室に宿泊できたので、情報を追記しレポートします。

築40年で古いという印象ではなく、良い意味で落ち着きのある老舗ホテル。ラウンジの雰囲気も静かで落ち着いており、ワーケーション利用にも合うホテルだと感じました。

客室
今回は『キング1台、クラブラウンジへのアクセス、広い客室、テラス』に宿泊しました。部屋数が限られているテラス付きの客室です。
前回は『キング1台、クラブラウンジへのアクセス、ゲストルーム、上層階』に宿泊していますので、そちらの客室の情報は過去の記事を参照ください。
建物の造りや客室内のデザインは一昔前という感じは否めませんが、落ち着いた高級感のあるインテリアを使用されています。

テラスも広く(6畳くらいは余裕であるくらい広い)、椅子に座ってくつろぐことはできますが、囲いがしっかりとあるので、景色を楽しむという感じではありませんでした。

ベッドはキングサイズで広々、マットレスも柔らかすぎず硬すぎずgood!
ベッドサイドにはスタンドライト、目覚まし時計、エアコンと照明のスイッチがあり、サイドテーブル側面にマルチタイプのコンセントがあります。ベッドの左右両側にコンセントがあるため、携帯電話の充電にも便利です。

ベッドの正面に大型テレビがあり、横には無料のミネラルウォーターが2本用意されていました。日本のテレビ番組はNHK Worldが映りました。
クローゼット内にはハンガー、アイロン、アイロン台、スリッパ、ドライヤー、バスローブ、セーフティーボックスがあります。アイロンがあるのは出張利用の際にも助かりますね。バスローブは上の棚に袋に入って置いてありました。
スリッパは今まで宿泊してきたホテル内でトップレベルに厚みがあって、ふかふかふわふわのスリッパでした。

テレビの下にはケトル、アイスペールがあり、氷が必要な場合はフロントに連絡する必要があります。
冷蔵庫内には有料ドリンクが常備されています。冷蔵庫上部にはいくらか空間が残っているので、持ち込んだ飲み物などを冷やす場所は確保されています。
無料のインスタントコーヒー、紅茶、緑茶もありました。
スナックは有料です。

作業するのに十分な広さのデスクもあり、デスク横にマルチタイプのコンセントが2口付いていました。
ラゲッジラック(荷物置き)もあり、床でスーツケースを広げずにすむのはありがたいですね。床でスーツケースを広げたとしても十分なスペースがある客室でした。

Wi-Fiも無料で利用できました。速度は31Mbpsで、動画視聴やインターネットでの調べものにはまったく問題ない速度が出ており、快適に利用できました。
バスルームはハンドシャワーとレインシャワーで、バスタブもありました。海外でバスタブがある部屋は貴重ですね。シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは備え付け式。
バスタブの上にはワイヤーを引っかける式の物干しもあるので、濡れた水着を乾かすこともできます。
残念ながら、トイレにウォシュレットはありません。そして、若干ですが座面が低い印象だったので、お子様やご高齢の方には利用しやすいかもしれません。

バスローブは厚めのタオル生地でした。

化粧室には石鹸、歯ブラシ、バスソルト、シャワーキャップ、サニタリーバッグ、バニティキット、ボディクリーム、マウスウォッシュ、くし、ウォッシュボール(泡立てネット)がありました。全体的に鏡が多く、身支度するのに便利な造りになっていました。
シェービングキットやソーイングキット等は配備はされていませんが、フロントに連絡すると持ってきてもらえるアメニティリストに入っていたので、必要な方はリクエストするようにしてください。

前回は高層階の客室、今回はテラス付きの客室を利用しましたが、何を重視するかで客室選択が変わるかと思います。
客室の広さはどちらも余裕をもった広さの印象なので、どちらを選択してもいい感じです。
眺望を重視するなら高層階の客室がおススメです。
プールやジムへのアクセス性を重視するなら、テラス付きの客室が共用設備と同じフロア(5階)になるので、空いているタイミングを見計らうのに便利でした。
フロント
エントランス入って右手にチェックインカウンターがあります。
フロントロビーは広々としていて、待合の椅子も間隔が広く取られていました。
チェックイン時には宿泊者全員のパスポート提示が必要です。
ギフトの選択として、ローカルギフトかMarriottポイントどちらが良いか希望を聞かれました。
最後に館内設備の説明を受けますが、ラミネートされた説明資料を指示しての説明で、紙では貰えなかったので、朝食の営業時間などは聞き逃しの無いようにご注意ください。
チェックイン:15:00~
チェックアウト:~12:00

朝食 The Dining Room
朝食会場はロビー階にあり、場所はわかりやすいです。天井が高く、窓も大きくとられていて開放的な空間です。窓の外には緑や滝が見えるので、癒しの空間でした。
席は自由に選ぶことができ、ビュッフェ形式で好きなだけいただけました。
洋食(パン、サラダ、ポテト、ハム、ソーセージ、焼きトマト、卵料理各種、ヨーグルト、フルーツ)、インド料理(カレー)、中華料理(春巻き、シュウマイ、饅頭)、アジア料理(ナシレマ、ラクサ)など数多くのメニューが用意されていました。
ナシレマ用の鶏肉の煮込みが美味しいので、是非食べてみてください。
ラクサも小さな器に作ってくださいますので、食べたことが無い人は試してみやすいかとおもいます。
営業時間
朝食 6時~10時30分(最終入場 10時15分)


レストラン
李白 Li Bai Cantonese
本場の広東料理を楽しめる中華料理レストラン。
事前(2,3週間前)に予約をしないと埋まってしまって入れない高評価の人気店で、中華料理がいただけます。Webから予約が出来ますので、英語が苦手な方も安心して予約が出来ます。
クリスタルダンプリングという点心が美味しいらしいです。(今回は予約がいっぱいで行けませんでした)
営業時間
11時30分~15時、18時30分~22時(月~土曜日)
10時30分~15時、18時30分~22時(日曜日)
The Dining Room
アラカルトメニューで各国料理、アジア料理、地元の人気料理をいただけます。朝食時にはビュッフェ形式になります。
営業時間
6時~10時30分、12時~14時30分、19時~22時
Lobby Bar
メインロビーにある落ち着いた雰囲気のバーで、カクテル、コーヒーやアフタヌーンティーを楽しめます。
営業時間
11時~24時(月~木、日曜日)
11時~1時(金、土曜日)
Maetomo Japanese Cuisine Kaiseki & Sushi
日本料理のレストランも入店しており、伝統的な和食を現代風にアレンジした料理をいただけます。
営業時間
12時~14時30分、18時~22時30分(月~金曜日)
18時~22時30分(土、日曜日)
インルームダイニング
インルームダイニングのメニューは客室内デスク上にあるQRコードを読み込んで、メニューが確認できます。ホテル内にレストランやバーが入店しているからか、非常に品数が豊富でどれも美味しそうでした。(価格はホテル価格で少し高めです)
注文してから30分~45分程度で届きます。
参考に一部メニューの画像を載せておきます。

今回夜食としてホッケンミーを注文しましたが、ホーカーセンターで食べるものよりも上品な味で美味しかったです。ホーカーセンターでの食事に抵抗がある方は、ここでご当地グルメを経験してみるのもいいかもしれません。



営業時間
24時間(深夜はメニューが一部に限られます)
プール サウナ
プールも広々ゆったりしたつくりで、タオルはプール用のものが用意されており、客室から持ち出す必要はありません。
水深は浅い箇所が1.0mで、深い箇所は1.4mでした。
日中の利用者が一番多い時間帯でも3、4組程度で、ほとんどの方がビーチチェアでくつろいで過ごされているので、プール自体が混雑していることは無かったです。
プールバーは11:00~19:00の営業です。
プール横には1、2名用のサウナブースもありました。珍しいですね!

営業時間
プール 7時~19時
サウナ 9時~21時(月~金曜日)
9時~19時(土、日曜日)
ジム
窓が多く、光が多く取り入れられるつくりになっており、解放感がある環境で有酸素、無酸素トレーニングができるようになっています。器具の種類も多く、入り口にはタオルも多く用意されていました。
ロッカーや更衣室もあります。
営業時間
24時間

プラチナ会員特典
ー ナイトリーアップグレードアワード 今回は申請せず。
○ ルームアップグレード 「キング1台、ゲストルーム」から「キング1台、クラブラウンジへのアクセス、広い客室、テラス」のお部屋にアップグレードしていただけました。(前回宿泊時も高層階の客室にアップグレードしていただけました。)この日は高層階の客室も空いていたようで、チェックイン時に高層階とテラス付き(だけど低層階の5階)どちらの客室が良いか希望を聞いてくださいました。
○ ウェルカムギフト チェックイン時に「ローカルギフト」または「Marriottポイント」の選択がりました。
○ アーリーチェックイン、レイトチェックアウト 可能でした。
○ クラブラウンジ 「Towers Executive Lounge」があり、利用できました。
○ 朝食無料 特典として付けていただけました。
× ターンダウンサービス HP上はあると記載されていましたが、来ませんでした。
クラブラウンジ Towers Executive Lounge
クラブラウンジはクラブラウンジアクセス付きの部屋か、マリオットボンヴォイのプラチナ会員以上が利用できる施設です。12歳以上の方が利用できます。
常時、飲み物(コーヒー、紅茶、緑茶、ソフトドリンク)とスナック(クッキー、ミックスナッツ)がセルフサービスで利用できます。席数も多く落ち着いた雰囲気で、コンセントが近い席もいくつかあるのでワークスペースとしても利用できそうです。
雑誌やパソコンスペースもあります。
カクテルタイムにはほぼ満席になりました。利用したい場合は早めに入室していた方が良いかもしれません。カクテルタイム時はスタッフも増員され、希望のドリンクを聞きに来てくださったりします。おつまみとなるような軽い食事(中華系のホットスナック、サラダ、チーズ、フルーツ、ケーキ)も提供され、アルコール類が飲み食べ放題になります。どの料理も美味しかったです。
今回は連泊しましたが、ホットミールやスイーツは日替わりのようでした。
ラウンジの客層は欧米とアジア系が半分半分といった印象。
パソコン作業されている方もおり、ビジネス利用の方も多い印象です。
ラウンジの営業時間は前回宿泊時は24時間となっていましたが、今回の訪問時は9:00~23:30に営業時間が短縮されていました。
ホテルスタッフはカクテルタイムの時間は複数名が配置されていますが、それ以外の時間は1名が居たりいなかったりと常駐はしていません。
無料Wi-Fiの速度は32Mbpsで、動画視聴やインターネットでの調べものは快適にできる速度が出ていました。ラウンジ内のWi-Fi速度は客室でのWi-Fi速度と変わりありません。
営業時間
24時間
(17時30分~19時30分はカクテルタイム)



観光の拠点として
MRTのNewton駅から徒歩5分なので、MRTをメインの交通手段として観光する方には非常に良い立地です。乗り換えなしでデパートが立ち並ぶオーチャードエリアのOrchaed駅、マーライオンの最寄り駅のRaffles Place駅、インスタ映えスポットのフォート・カンニング・ツリー・トンネル最寄りのDhoby Ghaut駅に行くことが出来ます。
ホテルから徒歩圏内には、Newton Food Centreという映画”クレイジーリッチ”のロケ地にもなったホーカーセンターが近くにあり、観光客も多く利用しています。
ホテル周辺は高級コンドミニアムが立ち並ぶエリアですので、治安も心配ありません。
アクセス
住所:39 Scotts Rd, シンガポール 228230
MRTのNS線(赤色の路線)Newton駅A出口を出て右折、徒歩5分。わかりやすいので迷うことはありません。ただし、ビル2軒分ほどは屋根の無い歩道を歩かなくてはいけないので、雨の際にはタクシーやGrabを利用した方が良さそうです。

チャンギ空港からタクシーやGrabを利用すると所要時間は約30分で約3000円ほどかかります。
まとめ
徒歩で移動できる距離での見どころは多いとは言えませんが、MRTの駅も近く利便性は申し分なく観光・ビジネスの拠点として便利に利用できるホテルだと思います。
シンガポール国内のほとんどのホテルを宿泊した後に、改めての再訪でしたがラウンジ内の居心地はトップクラスの印象です。
プラチナ会員以上の方でラウンジステイメインを考えているけれど、宿泊価格は抑えたい方はこちらのホテルが最適解かと思います。
また、朝食のレストランで提供されるナシレマは、本場マレーシアで食べるものと遜色ない美味しさで、2日連続食べてしまいました。是非ご賞味ください。
前回宿泊時にホテルと周辺エリアの紹介を動画にしてYouTubeにも掲載していますので、参考にしていただけたらと思います。
