Maxwell Reserve Singapore, Autograph Collection(マクスウェル リザーブ シンガポール オートグラフ コレクション)に宿泊しました。シンガポールで4軒のホテルを経営するガルチャグループのホテルで、英国植民地時代の建物をフランス人デザイナーのジャック・ガルシアが手掛けた特徴的なホテルとなります。
約1年前にも宿泊しているのでその時とのサービスの変化や、別グレードの部屋との比較についてもお伝えしていきます。

イギリスの図書館の中にいるようなラウンジや、おしゃれな客室はどこを切り取っても映えるホテルという印象です。ホテル徒歩圏内にMRTの駅や天天海南鶏飯で有名なマクスウェルフードセンターやチャイナタウンがあり、観光の拠点としても最適です。

ホテル横の工事は2025年2月現在、まだ継続中でした。建設予定のビルの骨組みもまだ見えない状態ですので、まだ数年は工事が続きそうです。
客室
今回はアップグレードは無く、「ル コロニアルルーム,客室,1キング」のお部屋でした。チェックイン直前のマリオットボンヴォイアプリの表示では1ランクアップグレードされた客室の表示でしたが、チェックイン時にアップグレードはできないと言われ、予約通りの客室でした。

前回宿泊した客室と異なり、余裕で大きなスーツケースを広げることも可能な空間が、扉を開けてすぐにあります。ラゲッジラックも別途あります。
正面がクローゼットとミニバーの扉、左手がバスルーム、右手がベッドルームです。
ベッドのマットレスは硬すぎず、柔らかすぎずでちょうど良かったです。
ベットサイドには両サイドにマルチタイプのコンセント1口とUSBが2口あり(左側にはタイプCも)、携帯電話などの充電も枕元で可能です。

クローゼット内にはハンガー、バスローブ、靴ベラ、スリッパ、ランドリーバッグ、セキュリティボックスがありました。クローゼット内のミニバーには有料のスナック、冷蔵庫にドリンク類が入っていました。まな板やナイフ、カクテルを作るシェイカーも配備しているのは珍しいですね。


ベッドの向かいにはデスクがあり、机上の蓋を開けると、マルチコンセント1口、USB1口、タイプC1口があり、作業にも十分な電源周りです。
デスク横のミニバーには紅茶はDilmah(イングリッシュブレックファスト、ジャスミン)、コーヒーはネスプレッソ。ケトルも置いてあります。
デスク上には無料のミネラルウォーターのボトルが2本、ホテル紹介のカタログ、インルームダイニングメニューが置いてありました。
宿泊者は無料Wi-Fiが利用でき、速度は25Mbpsが出てました。調べものや動画視聴には全く問題がない速度です。
TVはNHKworldが視聴可能でした。

洗面台にはBALANCE NUTRIENTの石鹸、ボディローション。シンク右の引き出しの中に歯ブラシ、シャワーキャップ、シェービングキット、くし。ドライヤーは引き出しの中。下には体重計。


シャワーブースはレトロなデザインのレインシャワーとハンドシャワーで、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはBALANCE NUTRIENTでした。
シャワー水圧は優しめです。(普通に利用する分には問題ない水圧、水量)
トイレはウォシュレット無し。(トイレ横のそれらしきボタンは、フロントに繋がる通話ボタンなのでご注意を)

スリッパにはガルチャグループのマークが刺繍されておりおしゃれです。
窓の外から酔っぱらった人たちの騒ぎ声がかすかに聞こえてきましたが、睡眠を妨げるほどの大きな音ではないので大丈夫でした。
HP上はターンダウンサービスがあると記載がありますが、実際はありませんでした。
客室は綺麗に清掃されており、気持ちよく利用できました。
フロント
イギリス植民地時代を意識したアンティークが並ぶフロントは、一見博物館のようにも見えます。1709年まで遡るほど歴史のあるオーナー所有の品々が並びます。
フロントスタッフの方もわかりやすい英語で館内説明をしてくださいました。
チェックイン時にお水を2本いただけました。
イギリスの軍服を着た椅子が多く展示されていますが、着席不可です。
チェックイン:15:00~
チェックアウト:~12:00

朝食
ブッフェではなく、オーダー式の朝食です。
メニューからフードメニューを2品、ドリンクを注文する方式です。他のガルチャグループのホテルと同じですね。
今回の宿泊で全朝食メニューを制覇したので、1品ずつご紹介します。
・ Fresh Pastries(おススメ度:☆)
小さなパンやデニッシュが3個バスケットに入った一品。
・ Two Eggs Any Style(おススメ度:☆☆☆)
卵の焼き方とサイドを選択できる1品。スクランブルエッグとチキンソーセージを選択するのがおススメの組み合わせです。
付け合わせにパン1切れとミニサラダも付いてきますので、この1品で定番朝食がいただけるプレートです。
ガルチャグループでの朝食を4回頂いていますが、絶対頼むお気に入りの1品です。
・ Fresh Seasonal Fruit(おススメ度:☆☆☆)
フルーツの盛り合わせ。前回と今回で2カ月ほど訪問時期がずれていますので、フルーツの内容は異なりますが、南国シンガポールでいただくフルーツはどれも美味しいです。
・ Homemade Nuts & Seeds Granola(おススメ度:☆)
ギリシャヨーグルトの横に甘くキャラメリゼされたグラノーラが添えられた一品。私はギリシャヨーグルトのもったり感が苦手だったので、☆評価低めですが、味は美味しかったです。
・ Buttermilk Pancakes(おススメ度:☆☆)
甘いパンケーキ3枚にフルーツとクリームが添えられた一品。パンケーキの厚みは薄めなので、ペロッと食べ切れてしまします。甘み強めです。
営業時間
7:00~11:00





インルームダイニング
客室にインルームダイニングのメニューが置いてありました。最高級のオーガニック食材で作られたグルテンフリーのヴィーガン料理を頂けます。
参考に画像を掲載します。
営業時間
9:00~21:00

エグゼクティブラウンジ
ラウンジのエリアはあまり広くはなく、隣のテーブルとの距離が近い印象。利用者が増えると仕切りを開放していき範囲を広げていく運用。
飲み物はオーダー式ですが、特にメニュー表も説明もないので戸惑いました。コーヒー、紅茶、ジュース何にします?って感じの聞き方をされます。ラウンジスタッフは常時2名ほど待機されています。
奥側のエリアの方がスタッフさんの視線を感じず過ごせるため、落ち着くかと思います。
カクテルタイムより30分ほど早く行ったところ、サンドイッチを頂くことが出来ました。
ハム、アボカドがトーストされたサクサクの食パンに挟まっていて非常に美味しかったです。
カクテルタイムもオーダー数についての説明がなく、ただメニューを渡されるだけ。メニュー表には金額の記載がある為、どこまでが無料の範囲かわかりませんでした。(今回フード2皿ずつ、飲み物1杯ずつをオーダーしましたが追加請求無しでした)
一皿は小さめなので、夕食の代わりとすることはできませんので、軽くつまんでからレストランなどに向かうことをおすすめします。
営業時間
7:30~20:00
(カクテルタイム 17:00~20:00)


プール
屋外プールがありますが、周辺の住宅に囲まれているため眺望はイマイチ。24m程度の長さはあり利用者は少ないので、黙々とトレーニングに利用したい方に向いているプールです。(ぱちゃぱちゃ遊ぶ感じではありません)
営業時間
7:00~19:00

ジム
コンパクトなジムで、マシンも数台ずつしかありませんでした。
眺望も良くないので、黙々とトレッドミルを走りたい方は利用してみてはいかがでしょうか。
ミネラルウォーターのペットボトル、タオル、ティッシュ、アルコールジェル、AEDが置いてありました。
JBLのスピーカーもあり、Bluetoothで接続すればお好みの音楽を流しながらのトレーニングが可能です。
営業時間
24時間

プラチナ会員特典
ー ナイトリーアップグレードアワード 申請せず。
× ルームアップグレード アップグレード無し。(なぜかチェックイン時にアップグレード取り消しになりました)
○ ウェルカムギフト ワンドリンクサービスまたはマリオットボンヴォイポイントの選択でした。
○ アーリーチェックイン、レイトチェックアウト アーリーチェックイン、レイトチェックアウトが出来ました。
○ クラブラウンジは利用できました。カクテルタイムあり。
○ 朝食無料も付きました。(1人50SGD相当)
× ターンダウンサービス ありませんでした。
前回宿泊時(約1年前)との違い
・アメニティがDIPTYQUEのボディローション、シャンプー、コンディショナー、ボディソープだったのが、BALANCE NUTRIENTに変更されていました。ランクダウンしたようですが、洗い上がりの印象はあまり変わらず。
・若干インルームダイニングのメニューが増えていました。
・客室にある無料の紅茶がシンガポールの高級紅茶ブランドのTWGだったのが、Dilmahにランクダウンされていました。
・今回が「ル コロニアルルーム」で前回が1ランク上の「ル コロニアル デラックスクラブ」という客室だったのですが、以下の違いがありました。人によって優先度が変わるかと思いますので、下記の違いを参考に予約していただけたらと思います。
【良い点】スーツケースを広げやすい空間がある。
【悪い点】バスタブがない。バスルームの扉が閉めづらい。
【良い点】 バスタブ付き
【悪い点】 縦長の客室で、狭さを感じる。大きなスーツケースの場合、広げる場所に困る。
観光の拠点として
MRT(地下鉄)のTE(茶色)線Maxwell駅から徒歩4分の好立地ですので、MRTを使った観光の利便性は良いです。
ホテルのすぐ隣にはMaxwell Food Centreがあり、ミシュランガイドにも掲載されたチキンライスの有名店の”天天海南鶏飯”が入店しています。また、プルプルの豆花(豆乳プリン)が美味しい”老伴豆花”も是非試してほしいです。
おしゃれな飲食店が多く立ち並ぶエリアですので、夕食にも困りません。
チャイナタウンも徒歩圏内にありますので、観光やお土産購入には困らない立地です。
アクセス
住所:2 Cook St, シンガポール 078857
MRT(地下鉄)のTE(茶色)線Maxwell駅から徒歩4分の好立地ですので、MRTを使った観光の利便性は良いです。Maxwell Food Centre側はホテルの裏側なので、エントランスがある反対側までぐるっと脇を抜ける必要があります。
チャンギ空港からはMRT(地下鉄)のEW(緑色)線Tanjong Pagar駅から徒歩7分の立地ですので、MRTを使うと1時間。タクシーやGrabを利用すると25分ほどです。

まとめ
Marriott Bonvoyプラチナ会員にとっては、リーズナブルな価格帯にもかかわらずラウンジが利用できる良ホテルだと思います。
写真映えを求める方にも、ホテル内には英国植民地時代を彷彿とするコロニアル調の多くの素敵な場所がありますので、撮影にも困りません。
チャイナタウンやホーカーも近く、長期滞在した場合でも、観光や飲食店には困らない立地です。
シンガポール観光に際には是非泊まってみてはいかがでしょうか。

今回の宿泊は動画にしてYou Tubeにも掲載していますので、参考にしていただけたらと思います。